転職活動中の新人看護師さん必見!その1:『循環器内科』の看護師の仕事とは?

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「循環器ってなんだか難しそう・・・。」という苦手意識を持っている新人看護師さんもいるかもしれませんが、大手看護師転職サイト『看護roo』が実施した調査によると、先輩看護師がもし新人に戻れたら配属されたい診療科に循環器科が挙がっています。

「循環器科ではどの領域にも通用するスキルや知識を磨くことができるため、新人のうちに配属されて看護師として成長しておくと、キャリア形成や転職が有利になる」という理由からこのような結果になっているようです。

「転職して、看護師として成長したい!」と考えている新人看護師さんは、循環器科への転職を考えてみても良いかもしれません。

ここでは、循環器内科の看護師の仕事について詳しく説明しています。

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循環器内科にはどんな患者さんが多い?

循環器内科の患者さんは、主に心臓や大きな血管に問題がある患者さんが多いです。

また、循環器疾患は合併症も起こりやすいため、元々の疾患と並行して循環器科で治療が進められます。

循環器内科の患者さんには、主にこのような疾患の患者さんが多いです。

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 心不全
  • 心臓弁膜症
  • 動脈瘤
  • 静脈瘤

また、これらの疾病には、以下のような合併症を発症することがあります。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症

これらの疾病は、中高年の男性に多くみられるため、看護の対象も中高年の男性を対象にすることが多くなるでしょう。

循環器内科ナースのお仕事とは?特徴的な5つの仕事

心電図や心エコーなどの準備や読み取り

心電図や心エコーなどの準備や、検査中のドクターの介助を行います。

看護師は心電図や心エコーについて、医師ほど詳細な波形や画像を読み取る必要はありませんが、致死的不整脈の有無や基本的な波形などの知識はある程度必要です。

とは言うものの、循環器ナースで有る限り心電図は常に読み取りと、それに基づくアセスメントを繰り返さなければなりません。

心電図の読み取りは複雑で、難しいと感じる人が多いと思いますが、ベテラン看護師やドクターと働いている間にしっかり自分のものにできれば、必ず自分の自信や将来に繋がるでしょう。

カテーテル治療の準備や、合併症の観察

カテーテル治療や検査は、足の付け根や手首にある動脈から、直径2mmほどのカテーテルを心臓付近まで挿入し、冠動脈の閉塞部や狭窄部を観察したり治療したりするものです。

循環器内科の看護師は、カテーテル治療の準備はもちろん、治療が終わった後の全身管理、穿刺部位の観察、合併症の有無などの観察を行います。

看護roo!より

この表のように、検査前後の観察項目は多岐に渡ります。

カテーテル治療だけでなく、循環器科はとにかく観察項目が多いです。

そのため、何をいつ観察すべきなのかしっかり整理しておく必要があります。

生活指導・退院指導

生活指導や退院指導は、患者さんが病院を退院した後も自分らしい生活が送れるようになるための大事な仕事です。

心臓疾患やそれに伴う合併症は、生活習慣による影響をとても受けやすいです。

まずは、患者さんが自分自身で生活習慣を整える必要性を理解するために、入院中は根気強く繰り返し指導を行っていきましょう。

飲水制限や食事制限などは、本人だけでなくご家族にも指導が必要な場合もあります。

各病院で基本的な指導の進め方が決められていると思いますが、それを基本とし、患者さん一人ひとりに合わせた生活・退院指導ができると、自分も「看護師として成長したな」と実感できますよ。

急変時の対応

循環器科では患者さんがいつ急変してもおかしくありません。

といっても、基本は「急変させない看護」を徹底しています。

そのため、各種モニターや検査の値、IN/OUTバランスなど常に細かくチェックされています。

もちろん、循環器内科のナースになったら、そういった細かい項目のチェックを行うのは自分です。

知識を持っているだけでなく、広い視野と正確な判断力が必要とされます。

患者さん・ご家族の心のケア

患者さんも、ご家族も『心臓の病気』と聞くだけで、「とても重症なのでは?」「命が危ないのでは?」と必要以上に焦ったり、不安になったりしてしまうものです。

そのような時、ドクターだけでなく看護師も冷静に現状をお伝えし、患者さんやご家族が少しでも安心できるように努めましょう。

パニックになった相手に、治療方針や退院後の生活をイメージしてもらうのはなかなか難しいです。

検査結果や生活指導の内容は、具体的な数値や患者さんそれぞれの生活に合わせた指導を行っていくと、ご本人もご家族もイメージしやすく、安心される方も多いようです。

循環器内科の看護師になると学べることとは?

循環器内科の看護師になると、患者さんの体調の変化を幅広い視点で総合的に理解し対処できる能力を養うことができます。

以下の2つの経験値が高まることは間違いないでしょう。

  • 患者さんの体調の変化を数値として正確に読み取ることができる
  • 患者さんの体調の変化を様々な訴えから考察することができる

患者さんの体調の変化を数値として正確に読み取ることができる

循環器科と言えば『心電図』の読み取りです。

上記でもお話ししましたが、看護師は医師ほど精密な心電図の読み取りは必要ないとされています。

しかし、それはあくまで机上の話で、現場で患者さんを守るためには看護師も心電図の読み取りを必要とされます。

ベテラン看護師になると、医師に匹敵するほど正確な心電図の読み取りができる看護師もいるでしょう。

また、心電図だけでなく、バイタルやIN/OUTバランスなども注意深く観察し、常に異常が無いか厳密に管理されています。

新人のうちから正確な読み取りを日々行うことで、数値に対するアセスメント能力が高まるでしょう。

患者さんの体調の変化を様々な訴えから考察することができる

循環器科の患者さんの特徴として、症状の訴えが分かりづらいという特徴があります。

例えば、このような部位に痛みを訴える場合があります。

  • みぞおち(腹部)

心臓病であるにも関わらず、別の個所に出る痛みを『放散痛』と呼びます。

また、糖尿病など合併している病気によっては、痛みをそもそも感じないという場合もあります。

循環器科の看護師は、様々な訴えや、普段との様子の変化、持病の有無といった背景から、患者さんの状態を判断するために、幅広い視野や総合的な判断力を持つことができるようになるでしょう。

まとめ

  • 心電図や心エコーなどの準備や読み取り
  • カテーテル治療の準備や、合併症の観察
  • 生活指導・退院指導
  • 急変時の対応
  • 患者さん・ご家族の心のケア

循環器内科の看護師には、以上のような特徴的な仕事がありました。

高齢化や生活習慣病の患者が増加する中で、今後も循環器科ナースの需要は高まっていくと考えられます。

「難しそう」と感じてしまう仕事も多いですが、新人看護師のうちにしっかり学んでおくと、将来の幅が広がるでしょう。

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