うつ病を抱えながら新人看護師として働く辛さ。看護師は学生時代から辛い。

新人看護師のリアルな転職体験談
スポンサーリンク

看護師がうつ病などの精神疾患を発症しやすいのは、何も働きだしてからだけではありません。

学生時代からうつ病の診断を受ける人もいます。

そんなうつ病を抱えた学生が、新人看護師として現場で働き、本当に辛い毎日を過ごしたという話を聞いたことがあります。

この記事では、学生時代にうつ病を抱えた看護師が、新人看護師となって働く苦悩を紹介します。

スポンサーリンク

看護学生時代も楽じゃない

「学生には戻りたくない」という看護師さんって多いですよね。

それだけ、看護学生時代は特別に辛い思い出がある人も少なくありません。

特に看護実習では、看護計画の立案を徹夜で続けたり、指導者に無視されたり理不尽に怒られたりと、あまりよい思い出がない人もいるでしょう。

また、看護師の国家試験は全体の8〜7割程度が受かると言われているものの、逆に言えば2割程度が看護師になれないということです。

勉強が苦手、応用問題が苦手という人は、看護学校のテストから国家試験本番まで悩むことが多いかもしれません。

こんな看護学生の中に、うつ状態になる学生がいても何ら不思議はないですよね。

  • 実習指導者に私だけいつも怒られる
  • 自分では頑張っているのに試験に受からない
  • 他の大学生はバイトや遊びで楽しそうなのに自分だけ辛い

うつ病を抱えての就職に不安を覚えつつも、お礼奉公するしかない現実

学生時代にうつ病を発症したSさん。

1年間休学したものの、なんとか看護学校を卒業し、国家試験にも合格したそうです。

「内服治療を続け症状は落ち着いているけれど、本当にうつ病を抱えながら働けるだろうか・・・」と、就職することに抵抗はあったそうです。

しかし、病院から奨学金を借りていたため、お礼奉公以外に返済の当てもなく、学校の連携病院に就職しました。

面接ではうつ病のことをオブラートに包んで話したためか、すんなり内定通知が届いたそうです。

働きだしてからの苦悩。自殺願望が頭を過ぎる毎日に。

Sさんは慢性病棟に配属され、最初は順調に働いていたそうです。

しかし、徐々に仕事に慣れ始め独り立ちすると、精神的にも身体的にも疲労が溜まりはじめます。

心身ともに疲労がピークにきたせいか、ナースステーションで突然涙を流すことや、過呼吸になることもあったそうです。

迷惑をかけているのは重々承知していますが、

「あの子おかしいと思ってたんだよね」

「わざとやってんじゃないの?(笑)」

「早く辞めないかな〜」

などなど。

先輩同士でこんな会話をされている気がして、毎日仕事に行きづらいと思うようになりました。

「仕事に行きたくない」という思いは日に日に強くなり、仕事中ボーッとすることが増え、そうしていると自然に涙が出てくることも。

「明日だけ頑張って、もし耐えられなかったら死んでしまおう」と考える日々。

こんな不安定な状態で患者さんに申し訳ないと思いつつ、それでも奨学金返済のため、働き続ける以外に選択肢はないと思って働いていたそうです。

やっぱり辛い。2回の休職を経たその後

主治医とも相談し、カウンセリングの回数を増やしたり薬の変更をしたりと手を尽くしましたが、結局、Sさんは休職を余儀なくされました。

自殺企図が出ていたため入院も検討しましたが、とりあえずは実家の落ち着いた環境で休養することになりました。

しかし、一度目の休職では「早く復帰しなければ!」という思いで状態が落ち着いて日も浅いうちに職場復帰したために、数ヶ月後またうつ症状が重くなり二度の休職を経験したそうです。

そしてその後、最終的に働くことが困難になり退職を選んだSさん。

退職に踏み出せなかった理由に『奨学金』がありましたが、実家の援助や、病院側が分割での返済を承諾してくれたおかげで、なんとか少しずつ返済しているとのことです。

また、Sさんの場合、学生時代からすでにうつ病と診断されていたために、労災はおりませんでしたが、傷病手当の受給申請は通ったそうです。

ただし傷病手当が出るのも1年半の間だけですから、これからの生活は厳しいことに違いありません。

一人で悩まず誰かに相談すれば解決の糸口が見つかるかもしれません

Sさんは、たまたま両親がまだ働いていて、奨学金返済の余力があったために退職することができました。

しかし、本当に奨学金を返済する当てがないけれど、体調を崩してしまう人もいるかもしれません。

もしそうなった場合には、一人で悩みを抱え込まず、誰かに相談してみれば解決の糸口が見つかるかもしれません。

また、本人は相談できる余裕がない場合が多いと思います。

周りの人から声をかけてあげることができるとよいですよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました